小説好きの読書日記8
「僕らの世界が終わる頃」 彩坂美月
読みやすさ・・・・・・2.5点
作中設定・・・・・・・3点
展開・・・・・・・・・2点
登場人物の魅力・・・・1点
ストーリー・・・・・・2点
読んでみての感想は、作品に共感できる部分が少なく、個人的にはイマイチでした。
登場人物の印象が弱く、読んでいる時に「誰だっけ?」と思うことがちょいちょいあり、読み終わった後も主人公や犯人に魅力を感じませんでした。
登場人物全員が薄っぺらいせいか、ストーリーも霞んでしまい、作品、作者のメッセージも感じられなかった。
個人的には記者の方にもっと設定をつけて、重要人物として物語を進めていった方が面白くなったんじゃないかと思う。例えば、記者の人は打ち切りになった作品の作者だったとかにして、主人公の味方になるような立場になって展開していくとか。
でも事件の顛末のたまたまだっていうのは、嫌いじゃないし、中盤の展開は面白いと感じるところもあったので、気になった方は読んでみてください。