小説好きの読書日記6
「本と鍵の季節」 米澤穂信
「古典部シリーズ」作者のミステリ作品。
読みやすさ・・・・・・4点
作品設定・・・・・・・4点
展開・・・・・・・・・5点
登場人物の魅力・・・・3.5点
ストーリー・・・・・・4点
読み始めたときは、爽やかな謎解き青春小説かなと思っていました。ところが読み進めていくうちに、明かされる真実や展開は驚きでした。
「爽やかでほんのりビターな図書室ミステリ、開幕」と本の帯に書いてありましたが、個人的にはほんのりビターではなかったですね。でも良いアクセントでした。
「古典部シリーズ」でもそうですが、この作者の謎解きの仕方は上手いですね。心理描写もうまく使っていますし、展開の持っていきかたも上手い。
古典部シリーズで興味を持った方はもちろん、ミステリ好きな方も楽しめる作品になっているので読んでみてはいかがでしょう。